ちよかふぇ便り

2026-02-10 11:00:00

31 駐在所の思い出と「着物警察」

皆さまは着物をお召しになりますか?

 

わたくし着物が大好きで、20年ちょっと前の36歳のときについに着物を着るひとになりました。この5年ほどはほとんど着られていないし着物の仕事もやめてしまったけど、着物が好きな気持ちは変わることはありません!

 

このごろ、「警察」といえばネットで見かける「着物警察」という言葉ばかりだなあと思っていたら、ふと、こどものころの駐在所のことを思い出しました。

 

我が家の斜め向かいに駐在所があって、学校帰りによく寄り道をしていました。

 

若いおまわりさんと若い奥さんがいて、奥さんはわたくしたちの母親よりは少し若い世代。整った顔立ちで垢抜けていて、キラキラして見えました。たまに聞いたこともないようなカタカナの名前のお菓子が出てきてどこかの知らない世界を想像したり、当時の田舎の女の子たちにとってはワクワクする空間と時間。言ってしまえば知らない他人に近いのに、なぜか安心・安全な不思議な基地のような場所でした。

 

そんなことを思い出していたら、「着物警察」って言葉を使うせいで、着物がなんだか怖くて近寄りがたい雰囲気になってしまっているのかなと思い至りました。

 

「着物警察」というのは、他人の着物の着かたや取り合わせに対して“正しさ”や“理想”や“型通りの美しさ”を求めるひとたちのことを言っています。そのようすがあたかも取り締まりをしているようで、それで「着物警察」と、面白おかしく、ときに批判めいて使われているようです。

 

だけど、「着物駐在所」とか「着物交番」って言葉を選べば、世界は少し優しくよね。

 

昔々の駐在所のその奥さんは、いま思えばめっちゃウルサイ女の子たちをいつも笑顔で迎えてくれていました。自分が大人になってわかるのは、家事なんかもあって忙しかったでしょうに、一度も叱られたり帰宅を急かされたりした記憶もなく、ただあたたかな記憶として残っています。

 

そんなことを思い出したから、千代紙カフェはあのころの駐在所のように、着物の楽しさ・難しさの話し相手として、わからないところを気軽に聞ける相手として、持っている着物の知識と着物への想いを少しずつシェアしていけたらな、と思いました。

 

「着物警察」という言葉に、もう振り回されなくてすみそうです。

2026-01-15 11:10:00

30 小正月

本日1月15日は小正月。そろそろお正月イベントも終わりでしょうか。皆様におかれましても新しい年の明るいスタートとなっていますようお喜び申し上げます。

 

昨年の小正月にインスタグラムに載せた小正月飾り(千代紙のモチーフを水引で吊るす新しいデザインの初お披露目)を1年かけて微調整し、完成したのがこちらです。ひとつひとつのモチーフが愛らしく、水引で作った餅花も気に入っています。

 

小正月は農業や養蚕の豊作を願う予祝行事。千代紙カフェの作品も豊作になりました!笑

 

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あとは一年のスタートのラストチャンス(!?)、節分と立春に向けてこの一年の見通しを整えたいと思う小正月です。

2026-01-03 11:04:00

29 2026年新年のごあいさつ

2016年秋に活動を始めた千代紙カフェは本年丸10年を迎えます。これまで比較的静かに活動してまいりましたが、この間に作り続けてきたもの、たくさんのかたに見ていただけたこと、そして背中を押してくれるひとの存在により、本年は「求められる制作」にも取り組み、また積極的な発信をしていく決意で新しい年を迎えました。

 

そんなふうに気持ちを新たに、でも静かに、千代紙カフェは新しい年を迎えています。

 

千代紙カフェという屋号で、千代紙を使った貼る作品を中心に、水引も取り入れたオリジナルの作品制作とワークショップ等の企画・運営をしてまいります。

 

これからも千代紙カフェをどうぞよろしくお願いいたします。

 

皆様におかれましても佳き一年でありますようお祈り申し上げます。

 

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2025-09-23 16:22:00

28 京都出張レポ~福よせ豆熊手~

ずいぶん久しぶりの更新になってしまいました。

 

今月初めに京都出張レッスンに行ってまいりました。プライベートも組み合わせて、久しぶりの2泊3日。

 

京都では、小さな縁起物熊手(福よせ豆熊手)と十五夜の吊るしかざりを作りました。お寺の静かな空間で、しっとり、そして賑やかに、楽しく手を動かしていただけました。

 

豆熊手はレッスンではモチーフ盛り放題です! とはいえ、講師のわたくしの予測を超えてたくさんのモチーフが盛り込めることに驚き、生まれた作品に感動いたしました。

 

縁起物のモチーフは千代紙(友禅紙)から切り抜いたものを4~5枚重ねて貼っています。大判の1枚の千代紙(友禅紙)から巾着が7つしか出来なかったときは軽く絶望するようでした笑 でもこの、パーツを見つけてきて切って貼る作業はとても楽しく、下準備から運気上昇感を味わえます。

 

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今後も続けていきたい作品となりました。

2024-06-13 14:30:00

27 京都出張レッスン

先週は1泊2日の京都出張レッスンでした。

 

初日は午後から新作のルルベドールを受講し、2日目は千代紙カフェの新作「雪ん子ルルベちゃん(こども)」のレッスンをさせていただくというスケジュールでした。

 

事情があっておひとり合成になっていますが、3名のかたに受講いただいて、可愛い雪ん子ルルベちゃんが生まれました。

 

「着物の柄がサイズ感も絶妙で素敵」「見えないところも丁寧に大切にデザインされている」「着物のお袖の作りかたが感動的」などのご感想や呟きを聞きながら、幸せなルルベドールの時間でした。

 

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この作品はそれぞれのアイテムに使用する素材ひとつひとつが「こどもらしさ」を備えていることがポイントで、そこを意識することで素朴な愛らしさが表現できます。

 

※フード付きケープの装飾を変えてあと1体、レッスン(180分メニュー)もしくは販売(6,050円、送料別途)できます。

※以後はフード付きケープの素材が見つかったらレッスンと販売を再開します。

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